伊万里染付草花文大皿いまりそめつけそうかぶんおおざら

  • 佐賀県・有田窯
  • 江戸時代
  • 17c
  • 呉須染付磁
  • H-9.3 D-41
伊万里焼(いまり)

 佐賀県有田町で焼かれた磁器。隣接する伊万里港から製品のほとんどが出荷されたため当初からこう呼ばれました。唐津同様、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(丁酉倭乱)で日本に連れてこられた朝鮮の陶工・李参平(りさんぺい)が有田町泉山(いずみやま)に白磁鉱脈を発見し、元和二年(1616)に白磁の焼成に成功したといわれています。中国古染付の影響を受けた初期の作品は特に初期伊万里(古伊万里)と呼ばれます。

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