彩漆虎座鳥鎮墓獣さいしつこざちょうちんぼじゅう

  • 中国
  • 中国・東周時代後期
  • 4-3cB.C.
  • 木製漆塗
  • H-110 W-80

これは舌を垂らした虎の上に鳳凰が翼を広げる形が作り出されていたが、その翼はすでに失われている。そして更にその背中に実物の鹿角一対が立てられている。これは鹿と同様、死者のよりどころと、それを導き護るものとしての鹿角を有し、飛翔する鳳凰として昇天を助けると考えられたものであろう。これらの翼が失われた今、あたかも鹿角を大翼としてはばたいているかのようである。