人面装飾ビーズ
- フェニキアあるいはカルタゴ
- 紀元前５－紀元前３世紀
3つの人面を貼り付けた円筒形のビーズ。青緑色ガラスの本体に、紺色、白色の顔面が貼り付けられる。目は3面とも紺色と白色で表現され、鼻はおのおのの顔の色と同色だが、他の部分は顔によって色が異なる。黄色の顔では眉毛が紺色、口が白色、耳が黄色でイヤリングが白色。紺色の顔では眉毛と口が白色、耳が紺色でイヤリングが白色。白色の顔では、眉毛が青色、口が黄色、耳が白色でイヤリングが紺色である。顔の上下には黄色と白色ガラスの小突起がそれぞれ2列に配置される。顔の表現法は人頭形ペンダント（図版50、51、52）と共通しており、同じ伝統で作られたものであることがわかる。