ガラス製勾玉

  • 5th-6th centuries
  • ガラス
25ガラス製勾玉

二点
五-六世紀
長三・四-五・二
MIHO MUSEUM蔵

左は、日本に残っているガラス製勾玉のなかでも、最大級のものである。径二、三ミリの丸い気泡が全体に多数見られ、首にクラックが入っている。首に当たる部分の気泡だけが縦に伸びていることから、首の部分を引っ張って曲げながら成形したと思われる。
右は、背中から首にかけて全体に引き伸ばしたような縦長の気泡が入り、両側面が平面になっている。穴の一方が大きく伸びているので、穴に棒を入れて、引き伸ばしたのであろうか。おそらく朝鮮半島製であろう。