水色半透明ガラス玉

  • 5-6 B.C.
46水色半透明ガラス玉

五点
五-六世紀
長一・四-一・八
MIHO MUSEUM蔵

透明度の高いガラスで、この時代には珍しいタイプの玉である。上二つは六角柱の形をしており、穴の径は一ミリ少々と極めて細い。上下の面もきれいに磨かれている。下の三つは右から円柱、四角柱、六角柱の形である。四角柱のものは穴が菱形をしており、脈理が穴に対して垂直方向に走っていることから、角ばった棒のようなものにガラスを巻き付け、四面を押さえて平らにし、製作されたのであろう。穴の上下は盛り上がっている。六角柱のものは芯にガラスを巻き付け、成形した後に研磨したように見える。日本への流入と製作地・製作時期に、かなりの隔たりのある可能性が高い。