野生山羊装飾トルクやせいやぎそうしょくとるく

  • アケメネス朝ペルシア  
  • 紀元前6世紀-紀元前4世紀
  • D-26

このトルクとは首飾りのことでおそらく男性が身につけていた。ペルシャでは身分や功績に応じて下賜される特別なものであったと思われる。これとほとんど同形のトルクを、エジプトの高い身分の役人がエジプトの伝統的なペンダントの上からつけている石の彫刻がみつかっているが、ペルシャ統治時代のエジプトの役人にもこのようなトルクが授けられたということがわかる。このトルクは両端に野生山羊の装飾がついているが、イラン高原では古くから野生山羊の角をつけた神霊の姿が表現され、大変重要な意匠であったことが考えられる。