現在、展示替えのため 休館中⇒次回の開館は、2022年7月9日~8月14日



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夏季特別展

7月9日(土) - 8月14日(日)

夏季特別展「懐石の器 風炉の季節」
ー事前予約制ー

展覧会予告

開催予定の展覧会に関する情報ですので、ご注意ください。

 日本人にとって、もてなしとはご馳走することでした。ご馳走とは文字通り、馳せ(馬を速く走らせ)走り(人が走り)、いろいろな食材を集めて客をもてなすことです。力を持つ者にとっては、その力を表すためのご馳走になりますので、政治的な宴会料理は、豪華さを競うような方向に発展しました。見た目は立派でも、とてもおいしいとはいえぬ料理になってしまいました。
 ところが、こうした宴会料理に真っ向から対立する考えを持った料理が、桃山時代、茶の湯の成立と共に現れました。それが茶の湯の「懐石」です。懐石とは“ふところの石”。禅僧が坐禅を組む時、石を温めて懐にいだき、一時の空腹をおさえたという伝承から生まれた言葉で、お茶をおいしく頂くための簡素な料理の呼び名です。それは豪華な献立を誇るのではなく、心のこもった、おいしくて実のある新しい料理の形でした。
 懐石にはいくつかの特徴が挙げられます。お客様が料理を一番おいしく召し上がれるよう、出来立てを一品ずつ運ぶこと、亭主自ら給仕し楽しく主客交流すること、遠くの珍しい食材に重きを置かず身近な旬の食材を客の好みに合わせ工夫する事、最後まで頂いてもお腹に丁度良い量であること、さらに、料理にふさわしい器を楽しむことなどです。この形をはじめたのは千利休であり、江戸時代中期頃にはさらに形式が整い、今日の懐石となりました。
 MIHO MUSEUMの創立者である小山美秀子は、娘時代から茶の湯の稽古をたしなみ、茶の湯は人として基本の礼法や常識を育む高度な日本文化であると考えていました。MIHO MUSEUMのコレクションは、茶道具から始まったのです。
 本展覧会では所蔵の懐石の器から、名品を選りすぐって展観します。また江戸時代の近衛家当主であり貴族として最高の茶人でもあった近衛予楽院の茶会記をもとに、当時の茶会で乾山や和ガラスの器がどのように使われていたかもご覧いただきます。最後の展示室では、当館所蔵の大井戸茶碗「小一文字」(益田鈍翁・松永耳庵旧蔵)を初出品し、光悦や乾山の名碗と共に、茶道具の取り合わせもお楽しみ頂けます。日本人の豊かな感性が生み出してきた懐石の器を、どうぞお楽しみ下さい。

基本情報

会期
2022年7月9日 - 2022年8月14日
休館日
月曜日(祝日の場合は各翌平日)
入館料
一般:1,300円 高・大生:1,000円 中学生以下:無料 障がい者手帳をお持ちの方:無料(介添1名は200円割引) ※この料金で、北館の特別展と南館の世界の古代美術コレクションを含めたすべての展示をご覧いただけます。
会場
北館(南館の展示もご覧いただけます。)
備考
<重要なお願い>
◆事前予約制
◆マスク着用
◆検温
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<営業の主な変更点>
◆各種割引の休止
◆レストラン・カフェ縮小営業
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展示品リスト

展覧会チラシ(pdfファイル)

関連プログラム

レストランと展覧会のコラボレーション企画
完全予約制 懐石コース『桃谷懐石』

「懐石の器」展をレストランでもご堪能いただく特別企画です。レストラン別室にて、煮えばなのご飯からお抹茶まで、順を追ってお出しいたします。
※6月15日 20時より、夏季展期間(7月9日~8月14日)のご予約を一斉受付開始予定。
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熊倉館長 連続対談 第4回
講演者 山下昭子氏(光悦寺・前住夫人)
日時 7月24日(日) 13:30~14:30

■場所:南レクチャーホール(美術館棟内)
■定員:50名(メールによる事前申込制:入館予約を兼ねます。)
■参加費:無料(入館料要)
定員に達しましたので、受付を終了しました。
■後日、対談収録動画を当HPにて期間限定で公開予定

主な展示

鼠志野向付
桃山時代 16世紀

桃漆絵三つ椀 (秀衡椀 )
桃山時代 16世紀

織部瓢絵四方鉢
桃山ー江戸時代 17世紀

古染付寄向付
中国・明時代末ー清時代初 17世紀

仁清白釉円孔透鉢
江戸時代 17世紀

絵替漆絵膳 / ギヤマン彫り台付杯
江戸時代 18-19世記

切子紫色蓋茶碗
江戸ー明治時代前期 1844–1887年

花鳥図螺鈿輪花盆
中国・明時代 16‒17世紀