コンセプト
桃源郷はここ
MIHO MUSEUMは、1997年11月、滋賀県信楽の自然豊かな山間に開館しました。 創立者・小山美秀子(こやまみほこ:1910-2003)の「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」との想いからはじまったコレクションは、多彩な日本美術とともにエジプト、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、中国などの世界の古代美術を擁しています。
パリ・ルーヴル美術館ガラスのピラミッドなどをてがけたI.M.ペイの桜に包まれた遊歩道からトンネルと橋を経て美術館へと至る構想は、中国の古典、陶淵明の「桃花源記」に描かれた桃源郷がモチーフになっています。それは、一人の漁師が芳香漂う桃花林に導かれるように彷徨い込んだ洞窟の向こうに、理想の楽園が広がっていたという物語です。その里では誰もが楽しそうに暮らし、漁師を家に招いてもてなしたといいます。
四季の彩りあふれる現代の桃源郷で、美しい自然と建築、美術品、そして食の織りなすハーモニーをご堪能いただけましたら幸いです。
MIHO MUSEUMのあゆみ
- 1997
- 開館 梅原猛 初代館長就任
秀明文化財団運営
- 2000
- 井上裕雄 館長就任
- 2005
- 辻惟雄 館長就任
- 2006
- 入館者100万人達成
- 2007
- 開館10周年
- 2010
- 創立者生誕100年記念特別展「MIHO GRANDAMA Arte della Luce」
- 2014
- 入館者200万人達成
- 2016
- 熊倉功夫 館長就任