夏季特別展

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近世は蒔絵の時代とも言えるでしょう。安土桃山時代、乱世の終息とともに有力戦国武将たちは城や邸宅、寺院や社殿の建設を手掛け、その室内の装飾から調度・飲食器にいたるまで漆芸を好み蒔絵で装飾しました。中世には寺社の器物や貴族の調度に限られていた蒔絵の範囲が、近世に入り大きく広がったのです。また、社会が安定し経済力が増すに従い、蒔絵はより多くの階層にも親しまれるようになってゆきました。
本展は、高台寺蒔絵にはじまり、蒔絵が大きく展開・深化した近世初頭から江戸時代前半の蒔絵作品を中心として、新興の蒔絵屋と伝統的な蒔絵師という二つの流れを紹介し、続く名工誕生の時代までを展観します。
重要文化財、石川県指定文化財を含む五十嵐派の名品24件、数寄茶人愛玩の嵯峨棗12件、また、綾杉地獅子牡丹蒔絵婚礼調度、紫宸殿蒔絵硯箱(共に重要文化財)などによる、近世初頭の蒔絵の魅力をご堪能下さい。

基本情報

会期
2021年7月17日 - 2021年8月22日
会場
北館
主催
MIHO MUSEUM、京都新聞
後援
滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、エフエム京都、帝産湖南交通
備考
<重要なお願い>
◆事前予約制
◆マスク着用
◆検温
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<営業の主な変更点>
◆各種割引の休止
◆レストラン・カフェ縮小営業
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※期間中、展示替がございます。

展示品リスト / 展示替スケジュール

展示作品

北館

夏季特別展

蒔絵の時代
ー高台寺蒔絵と名工の誕生ー

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