秋季特別展
9月26日(土) - 12月6日(日)
百済寺と近江の仏教美術ー百済寺秘仏公開によせてー
滋賀県東近江市に建つ湖東三山の一つ百済寺(ひゃくさいじ)は、聖徳太子創建と伝わる県内有数の古刹です。本堂内には同じく太子造像との伝承がある本尊の十一面観音立像が納められ、度重なる火災や困難を乗り越えて今に法灯を伝えています。極めて厳重な秘仏のためその姿は謎に包まれていましたが、近年の調査によって、奈良時代後半ごろの作として重要文化財に指定され、文化財修理が施されました。今回、同寺本堂の保存修理事業に伴い、初めて寺外で公開されることとなり、MIHO MESEUMにて展示いたします。
滋賀県内には多くの白鳳寺院遺跡が確認され、中でも東近江市では湖東式と呼ばれる瓦の存在など特殊な様相が見られます。百済寺の建立については、湖東の愛知(えち)郡周辺に居住していた渡来系氏族・依智秦(えちはた)氏が創建したと考えられています。こののち百済寺は、平安時代後期に天台寺院として比叡山と関りながら発展し、中世には多くの寺坊に囲まれた聖地として栄えました。宣教師フロイスが地上の天国と称するなど、当時の華々しさが偲ばれます。残念ながら織田信長との対立により最盛期の威容は多くが灰となり、現在の本堂(重要文化財)などは江戸時代に再建されたものです。
当展覧会では百済寺に伝わった仏像や絵画をはじめとする優れた文化財に加え、滋賀県内の金銅仏や木彫仏、天台宗と関わるとみられる絵画などを通じ、百済寺を中心とした滋賀県内の仏教美術を展観いたします。
基本情報
- 会期
- 2026年9月26日 - 2026年12月6日
- 開館時間
- 午前10時~午後5時 (入館は午後4時まで)
- 休館日
- 月曜日 10月13日、11月24日 ※10月12日、11月23日は開館
- 入館料
- 大人 1,300円 大・高生 1,000円 中学生以下無料 団体料金(20名以上)各200円割引 ※障害者手帳をお持ちの方は無料(介添1名は200円割引)
この料金で、北館の特別展・企画展と南館の世界の古代美術コレクションを含めたすべての展示をご覧いただけます。
【有効期限:2026年9月26日(土)~12月6日(日)】
- 会場
- 北館
- 音声ガイド
- あり
- 主催
- MIHO MUSEUM、京都新聞
- 後援
- 滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、帝産湖南交通
※期間中、展示替がございます。
主な展示

絹本著色日吉山王神像 重要文化財
鎌倉時代 13世紀

織田信長朱印状
安土桃山時代 永禄11年(1568)

木造聖観音坐像 東近江市指定文化財
室町時代 明応7年(1498)

聖徳太子六随臣像
江戸時代 16世紀

木造毘沙門天立像 東近江市指定文化財
室町時代 永正9年(1512)

鈸子 重要文化財
鎌倉時代 建長8年(1256)

石曳絵馬
安土桃山~江戸時代 16-17世紀

紺紙金泥妙法蓮華経 開結経共 観普賢経
滋賀県指定文化財 平安時代 12世紀
展示場所
秋季特別展
百済寺と近江の仏教美術ー百済寺秘仏公開によせてー
展示作品
北館
秋季特別展
百済寺と近江の仏教美術ー百済寺秘仏公開によせてー
詳細は展示替スケジュールをご確認下さい。





































































