夏季特別展
本展覧会は終了しました。
終了した展覧会の情報ですので、ご注意ください。
太古の人々にとって、「色」は自然そのものでした。そして、「色」を何かに施すことは、自然のエネルギーをもってする呪術であり、象徴的な意味を加えることでした。やがて美を意識して彩色するようになりますが、「色」が今日のように、純粋に「彩る」ことのみを目的として使われるようになるのは、中世あるいは近世以降のことです。一方、現代の私たちは自然から離れた場所にいても、自然界で目にする以上に多彩な色に触れることができるようになりました。
赤と青は、古代世界においてはいずれも信仰と深く結びつき“聖なる色”と捉えられていたようです。また、赤と青は、一般的にあらゆる色のなかで最も強いイメージがあるとされる2 色であると同時に、一方は動的で他方は静的であるな
ど、両極の側面を持つ色だとも言えます。
本展では、古代から近世における日本そして世界の美術品に表された赤と青を取り上げ、人々が古より「色」とどのように関わってきたかを考えます。さらに、夏休みスペシャル企画として、おとなもこどもも太古の世界へのタイムスリップ!!現代の私たちが見失いかけている“色のエネルギー”を心で感じ取っていただけるよう、様々な体験コーナーやワークショップなどをご用意して皆様をお迎えいたします。
基本情報
- 会期
- 2018年6月30日 - 2018年8月26日
- 会場
- MIHO MUSEUM北館
- 主催
- MIHO MUSEUM
京都新聞
- 後援
- 滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、エフエム京都
- 備考
- 楽天チケット、セブンチケットで入館券が購入できます。(大人のみ)
楽天チケット → http://r-t.jp/miho
セブンチケット → http://7ticket.jp/s/066515
石山駅観光案内所でも入館券を販売しています。
展示作品
北館
夏季特別展
赤と青のひ・み・つ
聖なる色のミステリー
ようこそ、あかの世界へ
日本のあかのはじまり
赤の女神
赤いうるしの器とだるまさん
あおの世界へようこそ メソポタミアやエジプトの青
青い石へのあこがれ
天空の青のガラス
コバルトブルーのやきもの